飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

Amazonの配達に物申す

 

今日も又午前中にAmazonさんから

「配達を試みました」というメールが入りました。

 

配達時間の指定ができなかった荷物です。

 

「たのむから、夕方から営業するお店って覚えてくれよ。午前中の受け取りは無理!!」って毎回思います。こうならないように配送時間を指定できるものは必ずしていますが、どうしても配送日しか指定できないものもあります。

 

そんなとき

Amazonの配達員さんの日常を取材した記事を見ました。

 

news.yahoo.co.jp

これのよると、

配る荷物の個数や場所は当日に知らされる。この日割り当てられた荷物はお酒や書籍など計約60点。指定された配送場所はこれまで何度も訪れた住宅街だ。

 

とある。何度も配達している場所なら、同じ人が来るはずだが、そんなことはない

 

さらに

国内で商品配送を担うドライバーは直接契約の個人事業主だけで数千人(昨年末時点)に上る。他にも「デリバリーサービスパートナー」と呼ぶ委託業者で働く人や、そこからさらに下請けに出される荷物を運ぶ人もいる。

 

とある。

つまり社員さんではなく、「日雇い」の人が運んでくるというわけです。それでは熟練するはずがない。

なぜ、熟練をもとめないのか?、

 

それはAmazon側が「人工知能(AI)による配送計画」を配達員に押し付けているからだ。

しかし、現場では

 

人工知能(AI)で計算した最適ルートという触れ込みですが、私は全く当てにしない」と話す。

 

とある。

 

実際、注文する側が、配達日時の希望をちゃんと記入できない商品がたくさんある。

とすると、人工知能(AI)による計画は簡単に破綻する。

配送計画が破綻すれば、計画に齟齬が生じ残業や遅配が発生するが、

配送する側を「個人事業として日雇い契約」しているため

Amazonは対応しない。

 

法的リスクを回避できるやり方ではあると思うが、

サービスの向上や配達員の熟練などは期待していない。想定にない。

 

こういう事業もアリとは思うが、

これでいいのでしょうか。

 

何年働いても、何年営業しても、熟練しない。

アナログのスキルは使えず、現場対応に問題があっても

人工知能のプログラムに組み込まれるまで変化しない。

 

本当に大丈夫なのでしょうか。

 

Amazonさん以外の配送会社は、

ほぼ社員による配達なので

だんだん熟練してきて、こういう不具合は無い。

 

 

アナログな飲食店を経営するものとして

人工知能を「主」

人間を「従」とするビジネスが今後成り立っていくのか

見守りたい。

私としては「人間」に頑張ってほしい。

 

👇ポチっとしてください。週に1回程度でいいですから全部のボタンをお願いします