飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

被災地の再建:七輪がありませんけど待ちますよ

石川県能登半島に水害と地震が連続したため、地場産業が打撃をうけているようです。

 

この地方は珪藻土七輪の産地ですが、相次ぐ災害の影響をうけて生産がストップしています。生産がストップすると私たちは困るのですが、現地の方はどんな気持ちなのかを考えると心が締め付けられます。

生活の再建をするためには、事業の再開が必要だと思います。一日も早く再開していただきたく、何か応援する事は無いものか?と思っています。



とはいえ、私も代替となる七輪を探さないといけないので、いろいろ探していたら、在庫をもってそうな業者さんを見つけました。早速数個買ってみて、当店で使えるサイズ・タイプである事が確認できれば、もう1回多めに注文しようと思っていました。

最初の物が届いて、問題はなかったので、追加で数個注文しようと思ったら、注文できませんでした。業者さんに「なぜストップしたの?」と聞いたところ・・・

 

「ある全国チェーンさんが300個買い取ったので在庫が無くなりました・・」とのこと。

 

「こりゃ、大事件だ」と思いました。

 

珪藻土の七輪は消耗品ですから、数か月から数年で壊れます。永久に使える物ではないのです。ですから七輪の確保は死活問題となりますね。

しかし、頻繁に注文されるものではないので、問屋さんなどには、品薄になっている事に、まだ気が付いていない会社もあります。

中には中国産もあるのでいつまでも品薄ではないようです。被災地の事を考えると、中国産は使いたくないですが、最低限な営業を維持するためには仕方ないですね。すみません許してください。

 

私のような個人店は予備が数個あれば問題ないですが、大型チェーン店だと数百個・数千個を確保しようとするでしょう。

 

この状態が続けば、市場の構造が変わってしまったり、営業形態を変えるお店が現れたりするかもしれません。天災には逆らえませんが、被災地の皆さんは何とか頑張ってほしい。もし営業再開したら迷惑にならない範囲で必ず能登半島産の七輪を購入します。

事業の再開を待っています。

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