飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

飲食店長の見方で各県の動向をみたら・・

チェーンで店で店長を管理している場合の「泣き所」として、店舗ごとの「人不足」対応があります。

どこへ配属しても「人不足」にしてしまう店長もいます。そういうタイプの店長さんが「人不足は不可抗力だからサポートしてくれ」と言ってきたとき、組織が小さくて店長経験豊富な上司だったら、「アホか!お前の責任でなんとかせい」って言えますが、上司が店舗運営を経験せずに出世した人だったりすると『現場の声』として、取り上げられる事があります。『現場の声』となれば、ばかばかしくても動くしかありません。

ほんまに商圏に問題があった場合はそれでいいんですが、そういうことはほとんどなく、店長に原因がある事が多い。でも上司は現場がわからないので、自分に情報を出してくれる店長が大切です。アホでも。

こういう流れで、成果が期待できない投資(人的、金銭的)が、何度も行われる事になり、会社の発展を妨げ、本来成長させるべき人材・店舗への投資が不足します。したがって会社の生産性が下がり、利益が無くなります。

 

今日、いろんな地域に緊急事態宣言が出ました。ワクチンがもうはじまっているんだから、そちらへチカラを入れてもいいもんだと思います。また山梨県など、感染対策に成果を出して、人流抑制をしなくて良い状態の県には、国からの補助金は必要ないんでしょう。こうなると適当に人流に問題があり、適度に病床ひっ迫していて 標準より少し悪い感じの県が一番、国からの補助をうけれるんじゃないですか。

国という公の立場ですから、成果が出ず状態の悪い地域をサポートしたらいいんでしょうけども、私には生産性を落としていく企業像とダブってしまいます。このやり方では未来を任せる政治家は出てこないし、未来のリーダーを見間違える事になるでしょう。

飲食業的なものの見方しかできませんが、こんな風に思いました。