飲食店長のブログ

人材戦略の実践レポート

「人」に対してうまくやってる地域のマネをしてほしいですね

私のお店は、今年もアルバイト採用が順調で、過去においても人不足を感じた事はありません。これは事実ですが、こんなふうに言い切ってしまうお店はそんなにありません。

でも「人が足りませんねん」って普通に言える人はたくさんいます。「人」の話題って、そういう傾向にあります。

つまり、「人に関してうまくできない」ことは恥ずかしくなくて、「人は充足している」、っていうとちょっと傲慢とか、おもいあがってるとかの印象を受けることを、みんな知っているんです。成功者のほうが少ないからですかね。

人不足に対しては、採用の不調とか、退職の急増とか、育成の失敗とか、その原因に向き合って、問題解決したほうが良いのに、それを難しくおもうのか、あきらめてしまったのか、「ウチも人がいませんねん」とか「ギリギリでやってまんねん」って言いたがる。

で、そういう人たちがいう人不足の原因は必ず「環境」になります。都市部は獲得競争が激しい、だとか、田舎だから人が住んでいない、とか・・・。聞き飽きた理由を並べて正当化します。

自分たちに原因があったとは思っていません。だからいまだに足りないのです。もっと原因と向き合って改善したり、上手くやっているお店のマネをしたらいいのにと思います。

人に関する事は、とかく完璧な成功はないので、成功を自慢しても、あとで恥かくこともあるので、「あきまへんわ」って言っとくほうがいいのかもしれません。

 

全国で高齢者のコロナワクチンの接種が行われていますが、「予約ができない」「予約が足らない」「ネットが繋がらない」とか、うまくできてない地域が多いようです。

そんな中、数少ない成功例が報告されていました。地方都市で接種順番を市側が決めてハガキで通知して、その日取りでは無理な人はネットや電話で変更申し込みをするっていうやり方が成功しているようです。町内会単位で接種すると、送迎バスが出せたり、接種日を忘れたりしないので良い、という成功例もあります。

市側が接種日を勝手に決めたら「不公平」っていわれるんじゃないか?という心配もあったのですが、「いつ接種できるかわからない」よりマシなのでクレームはない、という報告です。接種日がすこしヅレたからって怒るような人はいません!うまくやってる地域の役人さんは、失敗してる市町村に「市民を馬鹿にするな」って言いたいでしょうね。

 

恐れなくてもいい事を恐れて、自由競争にして、高齢者を何時間も並ばせたり、高齢者にスマホが使えないイライラを経験させたりしている市町村はダメですね。

 

直面する問題から目をそむけ、勇気をもって改善策の実行もできず、「そもそもワクチンの供給量が少ない」とか「都市部と田舎では状況が違う」とか言うとる評論家や医師の代表は、飲食店長の目からみれば、隣の店が人が充足しているのに、「人不足は環境のせいだ」といってる店長と同じに見えます。

人を動かす仕事っていつもこんな感じで、失敗してるほうが「当然だ」みないな顔をしてますので注意しましょう。

 

ほんまは,最後に、「でも成功してる地域もうまくいかない地域もみんな最善を尽くしている事には間違いがないので、頑張ってほしいのです・・・」みたいな事を書いておくのが通例ですが、それは書かないようにしています。