飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

人不足の判断基準について

 

人手不足対策は採用増だけではありません。

「人が足りない」現象・・・そのほとんどは「シフトが埋まらない」んです。

シフトが埋まらない対策は、シフトの質と量を再確認して、まず「そのシフトが必要かどうか」を確認する事です。たとえば、店舗オープニングやクロージングで、1人で1時間でできる準備を2人で30分で実施していた場合など、シフトを1つにできますね。営業時間が長すぎて、開店直後や閉店前は全然売れてないならすこし営業時間を詰めてみると、開店シフトと閉店シフトのつなぎのシフトが削減できるかもしれません。

「シフトが埋まらない」場合、こうやってお店のシフト構造を改善することによって不足が解消することも多い。

こういうやり方では解消できないのが「ピーク人数」です。もっとも売上が上がる時間帯のメンバーについて 店長がどんな考察をしているか、、、これが問題です。

この時間帯は人を増やせば売上が取れるなら、人は増やしていくべきです。

そのために、この時間帯の稼働人数は常に増やしておくべき。

でも、店長や従業員が、「私たちならば〇人でピークを運営できる!!」とか言い出して、人数を減らしたままだと お店は坂道を転がっていくがごとく売上を失います。ピークこそ攻撃的に人を配置して売上UPの可能性を探るべきです。

需要があるのだから、少ない人数で運営することを目指してはいけないのは明白だが、バイトが少ない人数の中頑張ってくれたりすると、店長としてもうれしいので、ほめちぎってしまっってその人数を標準化したり、その人数で営業するためにどんな準備をすればいいのかを考えだし、しこみや準備のシステムを開発したりします。これは間違い。

厳しいお客様の視点に立って「人数を減らした運営が本当にお客様にとって良いことなのか」を判定してみてください。多分「アウト」でしょ。こうやって、人数を減らしてたら、サービスの質が上がる可能性はないと思います。そう思いたい気持ちはわかりますがね。

 

ですから、そのお店の「適正アルバイト人数」は毎週の最大ピークでも1~2人休ませていて、いつでも攻撃的は追加配置ができるくらいの状況ができているぐらいの人数が必要なんです。

経営者としてはそういう判断基準を持つべきだと思います。

当店もそういう基準です