飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

ニューノーマル改革の果てに過当競争が待っています

感染騒動が下火になり、飲食店も、ある程度通常営業できるようになってきました。

 

出〇館さんとか ウーバーイーツさんとか デリバリー業者さんは困り始めているのではないでしょうか。

 

なぜなら、

ここ数か月ですごい数の飲食店が通常営業を開始したため、お店で食べるお客さんが増え、デリバリー需要は減るからです。

当然予測していたとは思いますが、やっぱり景気の良いときに作る「見通し」は甘くなりがちですよね。

ニューノーマルな生活習慣になるから、デリバリーは減らない とか

・便利さを経験したユーザーがデリバリーを利用し続けるはず、とか 

希望的観測もあったでしょう。でも「需要が減る」事はまちがいないので、まずは同業者間の競争に勝つための戦略・戦術が必要です。

そこで、基本に立ち返ると、デリバリー業者さんのお客様は誰でしょうか?

それは飲食店だと思います。

自前で配達しているピザ屋さんとかにとってお客様は配達可能な自宅に居られる住民のみなさんだと思いますが、デリバリーだけをする業者さんにとって、まずは飲食店がお客様で、配達先の住民の皆さんはその「飲食店のお客様」だという構図を忘れてはいけない。

 

しかしながら 特に出〇館さんは、飲食店をパートナーと勘違いし、住民(会員)の皆さんを自分のお客様だと勘違いしているように見えます。

なぜなら

・住民に対してプロモーションをかけすぎ

・飲食店に対して、出〇館主催のプロモーション(有料)を提案(強要?)しすぎ

こういう、プロモーションは飲食店側からみれば「俺の客に何してくれんねん」と言いたくなるようなものです。

たとえば、飲食店に「1つ買えば1つもらえる」プロモーションへの参加を促進してきて 出〇館さんの負担は、無料告知だけって、ふざけてるとしか言いようが無い。フードコストは飲食店持ち、なんだったら誰も参加しない。

他にも、配達料無料クーポンとか出すから、急に注文が増えて配送時間が2時間後になったりして、お店の信用にもかかわる事態になったりしています。

あげくの果てに、無理に拡張してきたせいか、拠点の閉鎖が起こっています。

私のお店を担当する営業拠点が地域から撤退し、今では新宿の拠点が宝塚市界隈の注文を管理している状態です。

もう、怖いので、出〇館さんのデリバリー注文受信のサイトを閉じてしまう日が多くなってきました。なおさら出〇館さんの業績は悪くなるかもしれませんが、私も背に腹はかえれません。

ウーバーさんはそうでもないですね。(配達員さんの待遇はものすごく悪くなっているとは聞きますが・・・)こうやって業者間の競争に決着がつきます。当店はウーバーさんだけにします。

 

感染騒動の「揺り戻し」といいますか、調子にのって短期的に投資しまくった会社は、要注意ですね。

巻き込まれないようにしたいと思います