久々に、とあるレストランチェーンに行ったら、働いている女性が耳たぶに絆創膏を貼っていました。ピアスをしていることを隠しているのだと思います。金髪に近い髪色の人でしたが、なんとかキャップの中に入れ込もうとしていました。新人っぽい人です。
本社がアクセアリーを禁止しているのでしょう。
でも店舗は採用したいから、ピアスをバンドエイドでかくしているつもりなんでしょうね。
一般には、私のように注意深く店舗をみているお客さんなんかいませんから、お客様に対して問題とはならないでしょう。
何のためにしているかの議論は今回は無しにします。ピアスの是非を論じたくはないから。
今回はこの行為が、従業員と店長(経営者)との間の絆にどんな影響を及ぼすかを考えてみました。
この行為は、よく考えると会社のポリシーに店舗が「抜け道」を作らせる行為です。
ピアスした人を採用したいんだったら、堂々と採用してあげればいいし、ダメなんだったら潔く不採用にしたらいいとおもうのです。
「一事が万事」というように、決め事に抜け道を作れば、ほかの規則やマニュアルが正確に守られなくなるのは容易に想像できます。
リーダーは潔くて、正しくなければなりません。
その正しさを「会社のポリシーに従う」という形で表すのか?それとも「自分のポリシーに従う」という形にするのかは自由です。
どちらも徹底していればかっこいいし尊敬されます。
でも、今回のように自分のポリシーも感じられず、会社のポリシーにも従わない態度はいちばん尊敬を失いやすいのではないかと思いますね。
組織が大きくなると、店長という立場の意見なんか、聞いてもらえないのかもしれませんが、現場の責任者の成功への第1歩かと思われます。
難しい事です。
「だったらおまえやってみろ」って言われるかもしれませんね。