飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

「同じ釜の飯を食った仲間」はいますか?

みなさんには「同じ釜の飯を食った仲間」はいますか?

 

実は、「仲間を作らせること」がアルバイトさんの退職予防に役立ちます。

 

ホール係が1人でいける日でも なるべく2つのシフトに分けて、アルバイト同士が1時間くらい接点があるようにしています。

 

お客様におかしな感じを与えないならば、従業員同士がおしゃべりしたりすることも規制していません。逆に、お客様がいないときは、入り口から見えないテーブルに座らせています。(もちろんほかに用事がないときですが)

 

飲食店長さんの中には、アルバイト同士の交流をよく思わない方もおられます。過去に、アルバイトが集団で退職したり、繁忙期に集団で遊びに行かれたりすると、だれしもが警戒モードなるのでしょう。

 

しかし、アルバイト同士の交流が深まることのメリットってあると思います。トレーニングがすすんだり、お店の改善提案がでてきたり、個人の悩みを相談できる相手を得たり、、、、。退職予防にもなります。

 

リスクは「集団退職」「集団反抗」でメリットは「退職予防」「業務改善」っておかしい事を書いてるようにおもわれるかもしれません。でも、なんとなくイメージは湧いてくるのではないでしょうか。

 

人材育成の成功と失敗は紙一重・表裏一体なのです。

 

上手くやれば、連鎖的に良い成果が出てきますが、失敗すれば連鎖的に崩壊するんですね。

”バイトテロ”とか”陰湿ないじめ”も1人でやってることはないでしょう。数人の仲間が面白がって悪い事をします。1人ではできないことも、「仲間」がいればできるのです。それが違法行為だったとしてもです。

 

集団(仲間同士)になった時のパワーを恐れて、仲間になる事を阻止するのも一つのやりかたですが、私は過去から現在までアルバイト同士を「仲間」にする方法に取り組み、そのメリットの恩恵を受けてきました。

 

これは神経も使うし、経費も使いますが、その恩恵は 計り知れないものがあります。

 

「同じ釜の飯を食った仲間」意識を醸成させる事

 

これは なかなか良いです。具体的な方法論はお店によって変わると思います。成功例・失敗例を今度書きます。よかったら、皆さんのケースも一度お聞かせください。