飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

曖昧なコミュニケーションの危険性

お客様からの予約電話でよくあるケースとして

 

「今日、予約できますか?」といきなり聞かれる事があります。

「たぶんできると思いますが、何時から何人様ですか?」と

聞き返すことになります。

 

当日なので、満席で断られる事を予測してしまっているから、消極的な気持ちでの問い合わせになっているのかもしれませんが、情報が足りません。

つまり「問い合わせ」の要件を満たしていないので、答えようがないのです。

たとえ満席であっても、時間帯や人数によってはやりくりできるかもしれません。

情報が足りないのはお互いにとって不幸な事です。

 

また、、予約ができたあとに

「人数が変わっても大丈夫ですか?」と、おっしゃる場合もあります。

これには

「何人くらいの事ですか」と聞き返す事になります。

増減の想定によっては、4人席に案内するのか6人席に案内するのかを検討する事ができるからです。

急に人数が増えたりしたら、基本的に大丈夫なはずはないのです。

例えば「あと1人くるかもしれませんが、大丈夫ですか?」とか聞かれたら

適切に答える事ができますが、この聞かれ方では答えられません。

 

 

友人の中には

「明日暇ですか?」とまず確認してから

用件を言う人がいます。

 

用件によっては、断りたいような案件でも、時間が空いてる事を確認されてからだと断りにくいです。「先約があるから」という断り方を封印されているからです。

 

聞く方はいろいろ気を使って。率直に聞かずに周辺状況から聞くようにしているのかもしれませんが、

聞かれたほうは「まわりくどい」と感じたり

安易に断れないように縛られて「不信感をもったり」しますね。

 

曖昧に聞いてくる人に関して

お客様だったら、やや警戒感をつよめますし

友人だったら「付き合いにくい人だな」と思います。

 

上司に

「最近どう?」と聞かれた時の心境を思い出してください。

警戒感を強めますよね。

場合によっては相手に対して不信感を持ちかねない。

 

やっぱり、電話やメールなどの連絡は、シンプルで明確なほうが

信頼されるし、良い人間関係を作ることができる

と思います。

 

気を使いすぎてはいけないし、聞きたい事隠してはいけませんね。

相手の出方を見るような関係って敵対関係ですからね。

 

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