飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

チームビルディング:競争と育成の重要性

阪神タイガース

今シーズン、あと10試合になりましたが、しっかり優勝争いをしています。

情況は不利ですが、先週6連戦を5勝1敗で乗り切って

「くらいついている」状態です。

年初から「勝負は9月」といっていた監督の言葉通りの展開ですので、

ファンとしていはワクワクさせてもらっています。

 

いつもは中盤から終盤にかけて「崩壊」していくチームを見せつけられているので、最後まで元気が良いチームを見るのは、めちゃくちゃすがすがしいです。

 

いろいろつまづいても、最後にはまとまるチームドラマを見るのと

最初は良かったけど、最後には崩壊していくチームを見せられるのには

雲泥の差があります。

こういう戦い方をしていたらたとえ負けても、ファンはふえるでしょう。

(勝ってほしいけど)

 

「最後に崩壊」を繰り返していたしていたときのタイガースは

「外人だのみ」「移籍だのみ」だったと思います。

 

毎年のように大物外人助っ人や、他球団で活躍したスター選手を獲得していました。

 

ピッチャーならまだいいんですが、助っ人野手を獲得した場合、若い選手が出場機会を失ってしまいます。私にはピークを過ぎた選手にポジションを与えて、若手の育成をあきらめた状態に見えていました。

有望な若手がたいした結果も出せずに引退していく姿は残念です。

戦力の底上げが無いので、長いシーズンを戦いぬく事ができないように見えました。

 

しかし、ここ数年のタイガースが、移籍に頼らず、

球団がドラフトで獲得した選手を使い続けています。

野手のスターティングメンバ―8人のうち4人(50%)がドラフト1位の選手で、外国人助っ人はいません。

 

これは採用の成功です。

そしてまた「勝つための育成」に成功した状態だと思われます。

 

今後のタイガースの課題は今の中心選手の力量が衰えてきたときに、どうやって新戦力と入れ替えるか?その時までに新戦力をどうやって育てておくか?です。

 

もう、球団としてはどうするのか考えているのでしょうが、

我々ファンもタイガースの中心選手だった人が、新人の台頭によって「代打の神様」になったり、FAで他球団に移籍したりすることを受け入れることのできるようにならなければならないです。

 

育てる事よりも入れ替える事のほうが難しい。

まず、新人が育っていないと入れ替えはできないし、

一連のもっていきかたのプロセスがまずいと、

感情的にわだかまりが出て、チームが崩壊していくのです。

 

新人を募集して、

獲得し、

育成して、

活躍させ、

バトンタッチさせて

卒業させる。

 

これって飲食店のバイト戦略と一緒かもなあ、

と思いながら毎日応援しています。

 

外国人選手も育てる時代なのかもしれませんので、一概に国産選手が多い方が良いとは思いませんが、チーム内に正常な競争がある事が必須なんだと思います。

 

そういうチームを作る事は案外難しいですね。

 

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