飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

自粛期間の行動について答え合わせ実施中です。

まん延防止重点措置期間が終わって、自由に営業できるようになり2週間近くが過ぎようとしています。

待ちに待った「答え合わせ」です。

自分については、自粛営業中に行っていたことが成果につながっているかどうかを判定できます。

社会については、政治の判断は正しかったのか?マスコミの報道や評論家・専門家の意見は正しかったのか?これからは誰の意見を聞けばよいのか?が判定できます。

 

まず、自分の行動を評価すると、おおむねOKではなかったかと思います。

 

なぜならば、自粛期間終了後、お客様が戻ってきて順調に売上げを確保できているからです。好調の要因と思われるのは

 

①人の確保 = 売上げが低迷する中でも雇用安定助成金等を活用して従業員数を維持している事は非常に大切でした。もし辞めていたら、今、困っていたでしょう。

 

SNSの活用 = メルマガ・インスタ、LINE等 お客様とコミュニケーションするツールを開発活用しておいたので、営業の再開・営業時間の告知等をデイリーで細かく告知できています。現在メルマガは会員数600以上ですが、発信すると開封率は50%に達します。開封率が上がりました。これは心強い。

 

③テイクアウトメニュー開発 = 土日の売上げを5~10%底上げしてくれているのがテイクアウトメニューです。実質的な価値が出てきました。近隣のお客様との関係性も良くなりました。利益率も高い。

 

その他にもありますが、この3点が代表的な事ですね。

 

反面、不要だったなと思う事は

デリバリーシステム = ウーバーイーツや出前館は利益率が低く、お客様との関係性も深まらず、ピークのオペレーションの邪魔になっています。

 

今後、感染騒動が起こらない社会が維持できるなら、もっといろんなことが見えてくるでしょうし、仮に新しい感染騒動が起こっても、やってはいけない事・やったほうがよい事を見極める能力が少し付いたと思います。

 

今は戦争の報道で感染症に対する報道が見えにくくなっていますが、すこし感染者がふえつつあるようです。

 

政府やマスコミの皆さんも、まずは「答え合わせ」をしていただき、これまでと違った枠組みを作って取り組んでほしいと思います。

 

飲食店(民衆)は、もう答え合わせをしています。政府がいつまでも古いシステムのままならば、国民との乖離はもっと広がるような気がします。