飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

宝塚記念騒動顛末記・さらなる人材を発見!

昨日は阪神競馬場で「宝塚記念」でした。

いつものように、12時10分前にお店を開けました。

 

ここ1年以上、土日は「12時から営業」しています。ランチコースも1,000円で提供していますが、お客様ごご来店は多くなく、場合によってはゼロのときもありました。

 

しかし昨日は全く様子が違い、開店するために看板を歩道に出している時に「入れますか?」と3人組、開けたとたんにさらに3組ご入店されました。

 

まだアルバイトさんが来てないのに・・・。

 

12時になって、アルバイトのSさんが来てくれました。

「ああよかった。これで大丈夫や」と思った瞬間、さらにお客様がご入店され、とうとう満席に・・・。

 

「こりゃ大変や。俺とSさんの2人では無理や」と慌てて妻に電話。

 

「すぐ来てくれ!」

 

家が遠いので、小一時間、待たないといけない。

 

こうなると、全身全霊のチカラを発揮して乗り切るしかない。

 

すこしお待たせしたかもしれませんが、表面的にはクレームもなく乗り切りました。

 

宝塚記念」に気がついてなかったわけではありません。夕方からはバッチリの人数が配置されていました。でもランチに関しては 「大阪杯」も「桜花賞」も、競馬のお客様がランチに殺到されることは無かったので、今回も大丈夫だろうと思っていたのです。

でも、ご来店されたお客様の証言によると、

いわゆる入場者数の制限が撤廃されて阪神競馬場内もごった返していたそうです。上限撤廃の情報は入っていましたが、当日券ではなくネットのみの入場券販売だったので、以前のような活況にはならないだろうと思っていたのです。失敗です。

 

思い返せば、通勤中の道路がいつもより混んでいて、阪神競馬場に入場される人が異様に多かった・・・。そりゃランチ殺到するわな。その時点で妻で電話してたら間に合ったのにね。

 

結局、ランチタイムで2回転(炭火焼肉屋にしては回りすぎ)・・・。

 

昨日の経験は、「準備不足で失敗」ですが、いくつかの点で良い経験でもあります。

 

まず、これまでお客様が来ても来なくてもやり続けた「土日ランチ営業」に光明が見えました。また、通勤中のどういう光景を見たら応援要請が必要なのか、もわかりました。ランチは一気にご来店されるのでオーダーを集中させるために「ランチコース」がないと回らないことも理解しました。

 

さらに、アルバイトのSさんはこういう状況に「強い」人だという事がわかりました。これが一番の収穫です。とにかく落ち着いているし、忙しくてもお客様に対して「ちゃんとした対応」をしてくれる。オーダーを間違わない。お客様が安心するんでしょう。

 

高校時代は「生徒会長」だったという人材ですが、その片鱗を見た気がします。

やっぱり逸材でした。