飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

自己都合と自由競争のバランス

毎月20日ごろ、アルバイトさん全員に来月の予定を聞きます。

これはLINEで受け取るのですが、

入店2カ月ぐらいの新人Aさんの希望勤務日が週1回程度になっていました。

入店2カ月くらいの新人さんですから、少なくても問題ないのですが

私が気を使って

「全部ははいれないけど、大丈夫かな?」と送りました。

 

すると返信で

「足りない日はありますか?」ときました。

 

私は「???」となりました。

 

 

このアルバイトさんは、希望スケジュールの提出日数が少ない事に文句を言われた、と感じたのです。

 

週1回くらいしか希望スケジュールの提出日がないと、他の人と調整した結果、Aさんが月に1~2回になるかもしれませんが、経営者は困りません。

 

働く日が減ってしまうアルバイトさんが 困るのか?困らないのか?それがわからないから質問したのです。

 

結局このAさんは「7月は、大学の試験期間で忙しいから働く日を減らしたい」という意向のようでした。ちゃんとお話ししてお互いに理解しあいました。

 

しかし、このAさんがちゃんと理解していれば

最初の

「全部ははいれないけど、大丈夫かな?」という質問に対して

 

「すみません、試験期間なのでこれ以上は働けません。」が正解です。

「そうだったんですか、追加で出します」も合格な回答です。

 

「足りない日はありますか?」は、Aさんがなにか理解していない事をあらわす回答です。

私の言葉を理解していないのか、当店のシステムを理解していないのか?

とにかく緊急に丁寧に説明する必要があります。

 

このコミュニケーションギャップを放置していたら、

良い職場はできません。

 

「希望スケジュールの量が少ない」と言われたら、普通のアルバイトさんは「もっと出せ」と言われているように感じるのでしょう。

私は「少ないけど、大丈夫ですか」って聞いてるんですけど、怒られた、と思ったのです。新人だし。

 

相手の給料を心配して、問い合わせている事自体が経営者としては「異常行動」なのかもしれませんね。

このアルバイトさんが正常で私が異常なのかもしれません(笑)

私の職場は 自己都合が優先される代わりに自由競争にさらされる環境なのです。

厳しい規則や規律はありませんが・・・

いわば、権利と義務のバランスによって成り立っているのです。

そういう意味では最も厳しい職場でもあります。

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