飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

部活動とアルバイトの兼ね合い

大学生の体育会サッカー部の男子がアルバイトの応募に来ました。

 

「月曜日、火曜日は働けてます。」と言ってくれたのですが、

月曜日は原則定休日ですし、火曜日は平日でヒマなので

採用することはできません。

 

他の曜日、特に土曜日、日曜日はどうなのか?を聞いてみましたが

土日は練習とか試合とかが多くて、試合が終われば反省のためにミーティングがあって、いつ終わるかわからない。他の平日も緊急ミーティングがあるのでスケジュールは不安定のようです。

 

「それでは、普通の飲食店ではほとんど働く事はできないよ。」

 

っていうか

「なんで、応募してきたの?」と聞きたくなるような状況です。

 

人物としては

優秀なサッカー選手で、将来Jリーガーになれそうな人のようでした。もしアルバイトさんとして採用したら優秀な人だと思います。

今も、ウーバーイーツの配達などのアルバイトはしているようです。時間の融通が利くからでしょう。

 

しかし、ウーバーイーツでは友人もできず、楽しくないそうです。

 

 

泣かせます。

 

さらに泣かせるエピソードとして・・・

1年前に「月曜日火曜日しか働けない」という条件をのんでもらって、

焼肉屋さんのアルバイトをしたそうです。

結局、少し休んだら稼働日が少ない事を理由に2か月で解雇されたようです。

しかし、その2カ月間で出来た友人とは今でも遊んだりしているようで、

とても楽しい体験だったので、

なんとか飲食店でアルバイトできないか?と常に考えていたそうです。

そんなとき体育会野球部の友人が当店で楽しそうに働いていると聞いて、

「自分もいけるかも」と思って応募してくれました。

しかし、

野球部とサッカー部では部活スケジュールの決まり方が全然違っていてました。

サッカー部の方が束縛がキツくて、急な招集が常態化しているのです。

だから不採用にせざるをえないのです。

 

泣かせる。

 

数年前まで野球部も急な招集が多かったのですが、ここ2年で改革されたようです。

そんな話をしたりして

「あなたの人間性や能力で不採用にするのではなく、条件がわないだけだよ」という事を理解してもらいました。

 

なんか、かわいそうでした。

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