飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

オンライン世代に問題が発生してますが、気が付いてますか?

恐れていたことが起こってきました。

ここ2年、大学はオンライン学習主体になっています。サークル活動も制限され、新歓コンパなどもしていません。「週に1回しか対面授業はありません」という学生さんもたくさんおられます。

そんな環境で大丈夫なの? と思う人も多いでしょう。逆に面倒な事が減って、良いのではないか、と考えている人もいると思います。

確実に言える事は、従来の大学生がたどる道を、ここ2年の学生はたどらないという事です。

高校生の頃は、ある程度閉鎖された環境の中で先生と同級生との間でコミュニケーションしていればよかったのですが、大学生になれば環境が外に向かって解放されますので、先輩の質も変わります、お酒も飲みます、教授からは大人扱いされ高校生のように生活指導はしてくれません。自分から動けば活動できる社会は無限に広がる・・・というのが従来のカタチでした。その環境の中で社会性や常識を身につけたり、成長していたのでしょう。

しかしながら、ここ2年は、こういった「大学生活の付加価値」が感染騒動で制限されてしまいました。したがって、常識がない、相手の立場を理解しない、意思を伝える能力が低い人が増えてくる事は予測できます。

私の職場においても、従来は発生しなかったようなトラブルが発生し、きつく注意しないといけないケースも散見されています。「事情により当日スケジュールキャンセルしたいがLINEを送るだけで、既読もついていないのに確認電話を入れられない」とか「相手に迷惑が掛かる話を切り出すのに、『申しわかりませんが』から話が始まらない」とか、

自分の言動が集団や対人関係の障害になっている事に、気が付かない人が増えました。

例年に比べて圧倒的に多いのです。本人に悪気はないのにです。

「考えられへん」と思わせる人が増えています。毎年なら大学生活を送る中で「自然に矯正」されてくるのですが、それが全くない。

言うべき事を言わない、言われるべき事を言われていない。

何年か経って、「オンライン世代」とか「コ〇ナ世代」とか言われて、社会から隔離されたり、低評価集団の扱いを受けたりしないか大変心配です。

レーニングされる場がないんじゃなでしょうか。問題じゃないでしょうか。

飲食の職場では痛切に感じていますが、どうでしょうか。