飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

年賀状もすてたもんじゃない

毎年、可能な限りアルバイトさんと元アルバイトさんに年賀状をだしています。住民票の住所を基本にしていますので、ご実家に出す事も多いです。

ペーパレスが流行りですが、この作業はできる限り毎年続けていきたい。なぜか・・。

広島だとか岡山だとか熊本だとかのご実家に年賀状を出したりすると、親御さんから丁寧な返信が送られてくる事があります。

郷里のお母さまから「いつも〇〇がお世話になっております。食事もおなか一杯食べさせていただいて感謝しています」という内容の返信をいただいた事もありました。毎日まかないを食べてもらっているわけではないので、恐縮なのですが、ご実家でどんなアルバイト先なのか等を、親子でお話になっているのか、と実感しました。

このハガキ1枚で、親御さんのお子様を心配する気持ちや、子供の親に心配をかけまいとする気持ちが伝わってきました。ですから、年賀状はやめられないです。

今年、年賀状を出したアルバイトさんから、LINEであいさつ文が送られてきました。

曰く「あけましておめでとうございます。今年も頑張りますのでよろしくお願いします」でした。この文章の『今年も頑張りますので』にグッときました。

この人は、1年生で覚えが悪くて、何度も怒られていました。怒られたら謝ってくれるのですが、わかっているのかどうか、不明な感じなので不満でした。

でも、まだ19歳ですから こんなおっちゃんに真顔で話されたら(やさしく話しているつもりですが)怖いんでしょうね。必死に耐えていたのでしょう。

そんな人でしたが、年末に向けてお客様が増えて、ずいぶん上達してきたのですこし褒めたら、とても嬉しそうでした。良い気持ちで帰省してくれたらいいなあ、と思っていました。そこに「今年もがんばりますので・・・」と書いてくれたので、感動しました。

私も「頑張ってや!期待してるで」と言う事にします。

 

年賀状って、

やっぱり、あらたまった気持ちを伝えるツールとして必要かもしれません。