飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

生まれて初めての面接を思い出す

今週のお題「もしもの備え」

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手前味噌な話ですが

大学1年生の女性Mさんを先月採用しました

普通に面接をして「しっかりしたイメージ」

を持ちました。

話の流れで 

「高校時代は何かクラブやってましたか」

と聞くと答えは

「生徒会長やってました」

でした。

 

すごくないですか、この返答

極端な話、将来政治家になるんちゃうか

という印象さえもちました。

 

私は飲食業の世界で35年働いています

生まれて初めて

アルバイトの面接をしたときの事を

思い出しました

 

女子高生の人でしたけど

何を質問したらいいのだろうか?と悩み

あれこれパターンを考えて面接に臨んだんです

で、

「なせ、アルバイトしようと思ったんですか」って

聞いたら

「家のガラスを割ったから・・・」との返答

 

「えっ」と思いました

予想外の答えですやん

 

必死になって考えた次の質問が

「ガラスを弁償したらアルバイト辞めるの?」

でした。

あほな質問ですよね

 

結局、そのあと話が弾んで採用

そのまま長期で働いてくれました

面接で打ち解けていたので、働きだしても

いろいろ話しかけたりしていたのもよかったn

じゃないかな

何しろ、生まれて初めて面接して採用した人

ですから、絶対に育ってほしかったし

気をつかいましたね。

 

私自身に

育成に関する能力はぜんぜんなかったんですが

なんとかなった感じです

 

だいたいアルバイトの面接ごときで

いろいろ想定問答を考えてくる人なんかいません

だから、ヒト対ヒトの率直は会話が

大切になりますな

鍛えられました

 

その後おそらく数千回のいろいろな個人面接を

したと思いますが

 

「高校時代は生徒会長をやっていました」と

言い切るMさんのような人に出会った記憶は

ありません

 

場合によっては 自慢に聞こえる経歴ですが

ちょっともイヤな感じがしませんでした

 

この人は 「 人材 」だと思います

経験から そう思うのです