飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

守備位置一緒っておかしい って松本さんが言うてる

たとえば、とある飲食店の客数が急に伸びて来たとしましょう。

近隣に大きな施設ができて最近オープンしたので、その影響で人がたくさん集まるようになり、その影響で客数が週ごとに倍、2倍、4倍と伸びてきました。

飲食店長なら、まず「資材の確保」に動きます。看板メニューの資材は供給できるのか、冷蔵冷凍庫に入るのか、もし従来の仕入れ方法では資材確保できない場合、業者を変えたり、高い単価を払えば資材確保できるのかの検討。

その次は「人材の確保」です。膨れ上がる客数に対して良いサービスが提供できるだけのシフトが組めるのか、そのために特別な手当を払う必要があるのかを検討。

その次は客席の増設など、設備の拡充ができないかの検討。

緊急にできる事ってこんな感じでしょうか。(モノ⇒ヒト⇒カネ)

事実を収集分析し、分析していけば、たとえば「メニューを絞ったほうがいい」とか「値上げをしましょう」とか、「特別手当を出しましょう」とか「OBを呼びましょう」「友人のお店からHELPを呼んで時間を稼ぎましょう」とかのアイデアが出て来て、それをどういう順番で行えばよいかを考えて迅速に行えば、できる範囲の最大・最良の対策ができるでしょう。分析、計画をまちがえたら経営資源を効率的に使う事ができません。お客さんが来ているのに商品が無いとか、商品ならいくらでも作れるのにお客さんを制限しちゃったとか・・ちぐはぐになればせっかくのチャンスを逃します。

 

緊急事態では「できる範囲で最大」を目指すべきで、建前論は無視しないといけない。

迅速にシステムを変更していく柔軟性が必要で、平常時のシステムにこだわっていては事故になるかもしれませんね。いずれにせよリーダーの仕事でしょう。

煽られて判断をあやまったり、先送りしたりしていては・・・ 最悪です。

 

日本の現状の印象は・・・

 

第6波が来て感染者が急増しているにもかかわらず、検査キットが足りないとか言っています。大量に買い込む事ができないなら、検査される側の優先順位を決めて制限したらいいのに、それもしなくて「無料PCR検査センター」とかをまだ営業しる・・・・。そりゃ資材は切れます。

感染者が激増し、濃厚接触者も激増しているが、いまだに以前の枠組みの中にあるやり方をしています。オミ〇ロン用に変更してくださいと言っても「今はそういう時期ではない」と言う見解を示す。そりゃ混乱しますわ。

 

松本人志さんが「デ〇タからオミ〇ロンになったのに、守備位置一緒っておかしい」って言うてます。上手い表現だと思いました。

野球でいえば、ホームランバッタ―が出て来てるのに、バントシフトで外野が前進守備をしているようなモノですね。

選手は監督のサインに逆らえませんから こういう作戦で試合に負けたら監督の責任です。

 

辛いですね。