私の50年来の地元である 阪急岡町駅商店街にある「ポン太青果」さんに行きました
2022年の開業で、
吉本の芸人さんの土肥ポン太さんが経営されいています。テレビでもよく取り上げられますのでなんとなく印象のある人もいるでしょう。
「タレントさんのお店」と思って気にしませんでしたが、最近何度か見たんですけど、めちゃめちゃ行列ができています。
「ほんまかいな」と思うほどです。
ですから、地元民として、かつ飲食業者として、確認しておく為、初めて利用してきました。
結論から言うと、
「そりゃ流行るわ」
と思いました。
まず、圧倒的に安い
ニラ2束100円・キャベツ180円・レモン2個100円・青ねぎ2束100円で全て税込。他にもたくさんの野菜や果物がありましたが、私が普段仕入れている野菜は上記4点です。値段はスーパーなどと比べてもかなり安い。
新鮮です
お店に戻って、切ってみたんですが、すごく新鮮です
従業員が多くて、みなさん元気があって、親切
人材のレベルが高いです
システムが最新でキャッシュレス会計ができる。
見た感じ「安いし現金のみかな?」と思わせますがカード会計OKです
狭い・・というよりも客が多すぎる
いつ見てもお客様が10組くらい並んでいます。レジが2台あるのですから1分に1組以上さばいているんじゃないでしょうか。おそらく年間数億の売上げだと思います。
ポン太青果さんは、バックヤードとして商店街にもう一つスペースを借りています。これは大胆な決断だと思います。経営センスがありますね。
売り場が狭いので、野菜はしょっちゅう補充されていました。
ですから野菜は常に新鮮です。とにかく回転が速い。
ポン太さんは数十年前から野菜に関する仕事をされ、八百屋さんもやっておられるので、仕入れや経営に関して充分なスキルと経験があると思われます。この量の仕入れを毎日こなすのは並大抵な能力ではないです。
ぱっと見た感じ商店街の普通の八百屋さんですけど「普通じゃない」
・ロケーション選び(岡町最高!!)
・プライス戦略
・仕入れ技術
・流通・在庫スペースの確保
・充分な人材
がバランス良く出来ています。
特に「人材」の質と量は圧巻で、すごいと思います。
売り場面積が狭いのに売上げを億単位まで持ってくるためには野菜の補充を何度も行う必要があります。
ひとつのアイテムをたくさん並べるとと陳列される種類の数が減ってしまいます。
ですから店頭に出ているのは数個だけで、多品種をならべ、売れたら即補充するのです。
そのためには、補充する人と補充を指示する人が必要です。こういう人員の確保は簡単なようで難しい。
しかし補充の早さと細かさはこのお店の心臓部と言えます。
安さばっかりを売りにして、
人手が足りなかったり、
品切れしまくったりしているお店とはちがって
安定した経営のためのバランスがハイレベルで確保されていました。
しかもアナログです。
「安くて新鮮な野菜を買いたいな」というだけでなく
「ほー、商店街をこういうふうに使って大きく儲けるやり方があったんだなあ」
という経験をしたい人は一度行ってみてください。
ええもん見れます。
私も毎週ニラとネギを買いに行きます。安いし新鮮だから。
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