飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

ラストオーダーの意味って考えた事あります?


400回目の投稿です


ラストオーダーって何のためにあるか、って考えました。

食事の製造を止めるため?

厨房の火を落とすため?

スタッフが定時に帰るため?

クロージング作業をするため?

 

あるとき、

「ラストオーダーの時間を越えてお客様が『〇〇人ですがいけますか』と、言ってきた場合、たとえば売上げに苦戦しているお店だったら、受けたほうがええんとちゃいますか?」という申し出を部下の店長から受けた事があります。彼にとっては、自分の「やる気」を見せたかったんだろうと思います。

でも私が「受けへん方がええやろ。アルバイトを急に延長すべきでないし、君1人では、たいしていいサービスできないでしょう」と言ったら、「そんな考え思いつきませんでした」と言いました。

私は(そんな考え思いつかなかったアナタに驚くわ)と言いたかったのですが、控えました。

あんまり、考えてない人が多いんですね。ラストオーダー以後に、なにか注文をうけてしまったら、通常あるべきサービスのレベルでは対応できず、低いレベルのサービスしか実現できないはずです。ですから、そんなことしたら、お店はお客様の信頼を失ってしまいかねない。

だから、お客様と自分たちの絆のために、ラストオーダーを守るのです。

状況によってラストオーダーすこし後にずらしてもいいかな?と思います。遅ければ遅いほどいいんですから。

いつも定時にラストオーダーを言うためにアクセクするより、柔軟に判断して、「今日はもうおわりにしておきましょう」っていう感じが素敵ですね。